北海道で空き家再生&不動産投資

北海道での不動産投資・民泊を最大限に楽しみつつ、経済的な自由の達成を目指しています。

初心者が北海道での民泊、簡易宿所の開業に向けて調べたこと(まとめ)

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こんにちは!

今日は旭川で簡易宿舎をオープンした際に北海道での民泊、簡易宿所開業に向けて調べたことや考えたことを書いていこうと思います。

そもそも民泊って?

不動産に比べて、民泊はまだまだ新しい分野なのでインターネット上でも情報が限られています。概要的な情報は見つかっても、実際の体験談や特定の地域に特化した情報は特に少ない印象です。僕も北海道の民泊についてネットで調べましたが、情報が少なくてかなり苦労しました。。。😓

そもそも民泊ってなんだっけ?という話ですが、民泊とは「マンションの空室や戸建の空き家を宿泊施設として貸し出すこと」です。ホテルや旅館との違いですが、民泊はマンションの部屋を丸ごと貸したり、戸建を一棟丸ごと貸すので、大きい部屋が多くなります。特に北海道では。

また、キッチン設備や洗濯機なども部屋についているので、ホテルや旅館では対応しきれない長期滞在や家族旅行・大人数でのグループ旅行に向いていると言えます。

もともとは、コロナ前に急増していた外国人観光客の宿泊ニーズへの対応や、増加している空き家の有効活用といった観点から、国としても民泊を推進してきました。

また、一時期、役所に届け出をせずに違法な民泊営業が横行していたこともあり、健全な民泊サービスの普及を図るため、平成29年6月に住宅宿泊事業法が成立しています。

簡易宿所とは?普通の民泊と違うのか?

正直、ここは私自身もまだ勉強中なのでまだあやふやです💦

簡易宿所は以前からあった制度で、多人数で宿泊場所を共有する施設(カプセルホテルや民宿など)が主に当てはまるようです。一方、住宅宿泊事業法が適用される民泊は簡易宿所とは別という整理になっています。

インターネットの情報を見てると簡易宿所は普通の民泊より許認可の基準が厳しいという情報をちらほら見ます。ただ、私自身、運営業者の方を通じて簡易宿所の許可を取りましたが、実際にやってみたら大して普通の民泊と難易度は変わりませんでした(自治体によって違うのであくまで私の場合)

普通の民泊だと営業できるのが最大でも180日ですが、簡易宿所にこの制限はありません。なので、自分が挑戦したい地域で、簡易宿舎と普通の民泊の許認可の難易度が変わらなければ、簡易宿所にした方がいいと感じました。

他にも色々細かい違いがありますが、こちらのサイトに詳しい解説が載っていますので、検討されている方は参考にしてください。

www.mlit.go.jp

北海道の民泊の将来性は?

観光業界はコロナで冬の時代ですが、そもそも日本はコロナ前まで外国人観光客に人気の観光地でした。そしてその中でも北海道の人気は高いのです。近年、訪日外国人の来道者数は一貫して増加しており、2012年の76万人から2019年度には301万人まで急増しています。

https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/content/000233467.pdf

 

そして、301万人の84.4%にあたる253.5万人がアジアの観光客であり、中国73.3万人(24.4%)、韓国62.6万人(20.8%)、台湾55万人(18.3%)と近隣のアジア諸国の観光需要が特に強いのが北海道の外国人観光客の特徴と言えますね。

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大都市に比べて海外での北海道の知名度はどうしても劣るので、東京、大阪などに比べれば観光客自体はまだまだの数字です。

ただ、逆に考えれば伸び代があるとも言えますし、そもそも北海道は魅力が満載。国内屈指の観光地で、豊かな海鮮などの食材、美しい自然・景勝地、温泉、そして多くのアジア諸国では経験できないウインタースポーツなどなど独自の観光コンテンツが尽きません。

私は本業でアジアの国によく出張で行きますが、多くの国では経済成長が続き、平均所得もガンガン上がっています。また、私が仕事で会った20代、30代の方々の多くは日本に強い関心を持っています。

今後豊かな中間層が増えた場合、もっと多くのアジアの人が独自の観光コンテンツを持つ北海道に興味を持つ可能性は高いでしょう。

なので、私自身は北海道の民泊事業の将来は極めて明るいと思っています。今はコロナで観光業は厳しい状況が続いていますが、コロナが落ち着いたらきっと民泊の需要も大きく伸びると思って今は先行投資の時期だ!と思い我慢しています(今はかなり辛いですが。。。😅)

 

民泊に関する情報収集の手段は?

民泊に興味があってもほとんどの方は何から手をつけていいか分からないという状況でしょう。自分も以前はそうでした。なので、自分の経験を基に初心者の方にオススメの手段を説明します。

手段1. 民泊経験者から話を聞く (オススメ度:★★★)

正直、これが一番時間帯効果が高いです。不動産投資でも同じですが、結局、身銭を切って事業に挑戦している人から直接話を聞かないと、肝心な部分は分かりません。

私は不動産投資の知り合いがたまたま民泊もしていたので、運よく話を聞くことができました。ツテがなくともツイッターやブログで直接連絡をしてみてもいいと思います。

民泊事業は不動産投資よりはるかに新しい分野で、まだまだ確立していない面がたくさんあります。結局、実際にやってみないと分からないので、検討している方は一度は経験者に話を聞くべきだと思います。

家具、家電は何を揃えるべき?、備品はどうする?、部屋のステージングは?、どこの国のゲストが多い?、運営中のトラブルは?、値段の設定は?・・・などなど、経験者に聞かないと分からない具体的な情報はたくさんあります。

 

手段2. 民泊運営業者さんから話を聞く (オススメ度:★★)

これもオススメです。民泊はオーナーから運営を委託されている業者さんがいるので、コンタクトをすればサービスの概要について丁寧に説明いただけます。初心者向けのセミナーを開催している会社もあり、情報収集にはもってこいです。

ただ、業者の方なので都合の悪い話はあまり言わないですし、セミナーに出ると明らかに胡散臭い会社もあるので、あまり一社を過信しすぎ幅広く情報収集をすることが大事です。

私は東京から遠隔で北海道の物件を動かしているのもあり、方向性に共感した業者さんに民泊運営をお願いしています。

なんだかんだ、最初は分からないことだらけですし、やはり向こうもプロなので色々教えてもらえることは多いです。運営業者さんが入ると利益は減るというデメリットはありますが、少なくとも話は聞いた方が良いでしょう。

手段3. ブログ、SNS (オススメ度:★★)

私はツイッターで民泊をされている方や民泊運営業者をフォローしていますが、他の方のタイムリーな情報が分かるので、まあまあオススメです。

ただ、当たり前ですが皆さん深い話やノウハウは簡単には出さないので、SNSはきっかけ程度と捉えて、直接人と会って話を聞いた方が良いです。

手段4. 書籍 (オススメ度:★)

本屋に行けばズラーつと書籍が並んでいる不動産投資と違って、民泊の本は数が非常に少ない上に、内容もかなり玉石混合という感じです。その中でちゃんとしているなと思ったのは、楽待コラムニストの大神麗子さんという方が書かれたこちらの書籍です。

正直、この方にはかなり怪しい印象を持ってましたが、読んでみると民泊の全体像や初心者が始める際の手順、ポイント、注意事項がクリアに書かれています。この本を読めば民泊に必要な情報は一通り網羅されているという点で、初心者の方には買って損がない書籍だと思います。

 

 

以上ですが、民泊は不動産投資と違ってネットで手に入る情報があまり整理されておらず、体験談も少ないです。これから挑戦される方は、不動産投資以上に積極的に自分で情報を取りに行く姿勢を持って頑張ってください。